永禄十年(1567)ごろ
天下布武 —— 全国統一の宣言だったのか
通説
信長が用い始めた「天下布武」の印。天下統一への野望の表れと読まれてきたが、「天下」の指す範囲をめぐって見直しが進む。
検証
信憑性度は「その主張を支える史料の近さ」の目安です(5=同時代の一次史料、1=史料に根拠なし)。
- 諸説
検証 01
「天下」は日本全国を指し、全国統一の宣言だった
見立て:「天下」=畿内とする説が有力化
- 後代近年の研究「天下」は京を中心とする畿内秩序を指すとの見方が有力
- 疑わし
検証 02
信長は当初から天下人(全国の覇者)を目指していた
見立て:イメージ先行で初期の意図は断定しにくい
- 後代後代の人物評革新者像の投影で、初期の意図を示す一次史料は乏しい