元亀二年(1571)九月
比叡山焼き討ち —— 全山焼失・数千人虐殺は本当か
通説
浅井・朝倉に味方した延暦寺を信長が攻めた事件。全山を焼き払い、僧俗数千を撫で斬りにしたと伝わる。
検証
信憑性度は「その主張を支える史料の近さ」の目安です(5=同時代の一次史料、1=史料に根拠なし)。
- 確実
検証 01
信長が延暦寺を攻め、焼き討ちした
見立て:焼き討ち自体は確か
- 一次同時代の書状事件を伝える当時の文書がある
- 編纂信長公記攻撃の経過を記す
- 疑わし
検証 02
全山が焼失し、数千人が虐殺された
見立て:規模は誇張の可能性
- 後代発掘調査大規模な焼失層は限定的で、全山焼失とまでは確認しにくい
- 編纂信長公記大量殺害を記すが数値の裏付けは弱い